SKY
「何の話やぁ?」


マサキが煙草に火を点けながら聞き返した。


「実はなぁ・・・うち、病気が見つかってんねん。手術せんと、そのうち死ぬかもしれんって」


「・・・・・・」


皆、麗奈の次の言葉を無言で待った。


「脳の病気やねん」


「脳梗塞とかか?」


「くも膜下の予備軍や」


「くも膜下・・・」


病名を聞いたマサキは頭を抱えた。


もちろん夏海も、そのほかの皆も。


「手術すれば、大丈夫なんやろ?」


「まぁ・・・大丈夫や!!」


強がって、皆にそれ以上心配させんように・・・振舞う麗奈を見るのが苦しかった。


「シケんなって!人は簡単には死なないんや!そやろ?」


「そやな。麗奈の啖呵どおりや!さ、飲もうか!」


陰気な空気を振り払う様に、麗奈が一気コールを歌いだした。

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