~タイムリミット~
~残り火~


「・・侑也?」



少しずつ暗くなっていく街

沢山の人がぶつかってごちゃごちゃしてる

なんだか子供が書いた迷路みたい

そんな事を考えながら今日も家へと向かってた


ふと

すれ違った人の中に彼が居た気がして・・

・・・な訳ないか

だって彼に逢う事はないんだから


って言っても、これは私の勝手な予想

でも、すっごく当たってる予想



「そ~いや、今頃どうしてるんだろう侑也・・」

「中々逢わないし・・死んでたりして!」



半分冗談のつもりで言ってみた

でも、これが冗談にならない世の中

自分で言っておきながら不安になる



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