シルバークリスマス
奈津美の話題が尽きると、僕達は個人的な話しをした。その割合は、回を重ねる度に増えていった。千恵子さんは僕の仕事にとても興味を持った。高校生教師という職業にどれだけの魅力があるのかはわからないけれど、僕は学校の行事や生徒の事や部活動の事を丁寧に話した。千恵子さんはそれをとても興味深く聞いてくれた。それはまるで、とても親しい人の話しを聞くようでもあった。そして実際に僕たちは、奇妙な間を少しずつ、縮めて行った。そのようにして一周忌が過ぎてかしばらく経った今日、電話があったんだ。
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