お前は俺の予約済み!!
ベットに横たわると、俺の体にはまだ微かに残る瑠璃の香りがした。



本当に俺は、いつか瑠璃の全てを支える男になれるのか。



自分自身に問いかけてみたところで、



すぐに答えが出るわけじゃねぇし。



「南は完璧な男だよなぁ~!頭も顔もパーフェクトだし♪」



篤司がよくそんなふざけたようなことを言うけどさ、



こんな俺がパーフェクトなわけねぇじゃん。



瑠璃のことになると、こんなにも不器用で、余裕もない。



結局今の俺は瑠璃を支えてるのではなく、



瑠璃に支えてもらってる、ただの17歳のガキなんだ。



17歳のガキに頼ろうったって、



無理な話なのかもしれねぇよな。
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