お前は俺の予約済み!!
『ごめんなっ…俺、今から行くとこあっからさ』



『………そうですか…』



『マジ…ごめん』



『いいんです…こちらこそ、無理言ってしまって……。送ってくれてありがとうございました…』



なんとなく気まずい雰囲気のまま、ありすちゃんを家の近くまで送った俺は、



そのままダッシュで駅へと向かい、電車にかけ乗った。



息切れした呼吸を落ち着かせながら、メールを送る。



【今から会いに行く。帰ってくるまで待ってるから】



やっぱどうしても、はっきりさせたいんだ。



だから……だから…瑠璃に会いたい。



きっと瑠璃はまだ仕事で学校にいるんだろうな。



でも俺の足は迷わず瑠璃のマンションへと向かった。
< 39 / 185 >

この作品をシェア

pagetop