トゥエルブ・マーダーズ
◆三人目の殺人者


三人目。

レスリー。



レスリーは僕と話すことを拒みはしなかったが、おそらく始めから乗り気ではなかったのだろう。

渋々といった態度があからさまにその薄い唇に漂っていた。


元々、口数も少なく冷めた態度が身に染み付いているのだろうか、彼から話を訊き出すのは骨の折れる作業だった。




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