あいつ
07章



あの後、どうにか課題を終わらせた。



でも…タケちゃんはほとんど話さなかった。



わからない問題を聞くだけ。



今日もまだ学校には来ていないみたいだ。




「夏紀っ?」




加奈が机に伏せてた私の頭を叩いた。




「近藤君、職員室にいたよ?」




…ちゃんと来たんだ。




「そっか…。」
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