翡翠色Berryz
ホワイトデー、今日はお兄ちゃん達何くれるかな。ロードナイトに翡翠のペンダントかな?魔法使いや魔女はジュエリーのアクセを結構持ってるものだけどロードナイトはちょっと高めでまだ持ってないから欲しかったんだ。
ん?ゲヴェールお兄ちゃんにプリシッラちゃん?人通りが多いこんなとこで密会?Doki×2のぞいちゃえ。
「ラブのフラグ立ちまくりなんです。」
「カナ、黙ってないとバレちゃうって。」
「ラブよりギャグのフラグが立ってるな~。」
「ルフもだよ。」
ノムにディーネは2人をジッと見つめ、サラは近くを飛び回ってる。
「まったく、急に呼び出してなんですの?」
「ホラ、サンキューな、こないだはチョコをさ。だからお返しにクッキーにキャンディーをってな。」
「あら、この手のマナーに疎そうな顔してるくせになかなかやりますわね。」
プリシッラちゃんの罵詈雑言は今日もスゴい(笑)プリシッラちゃんはゲヴェールお兄ちゃんからクッキーにキャンディーをもらう。通り行く人も2人の会話に耳を傾けてる。野次馬もできてる。
「ゲヴェール、ちょっと口あけてくださる?」
「あ?」
シュッ
ごくっ
プリシッラちゃんはゲヴェールお兄ちゃんの口に何かを投入した。それが何かはここからじゃよくは見えなかったけど、何投入したんだろ。
と、その刹那だったの。ゲヴェールお兄ちゃんは巨人の星みたいに目から火を出して更にその後口から発火しながら回り始めた。
「ホラね。言ったっしょ?」
へヘンと笑いながらルフは親指を立ててこっちを見る。
ちょっとこれ大パニックじゃない?ホラ、野次馬さん達も引いてるじゃん。
「ちるみ、助けに入る気ならもう少し待つか入るのをやめたがいいよ。」
アハハハァと笑いながらルフが言う。
「おっ、お前・・・気付いてやがっ・・・」
「あら、あなたの作戦にかかるほど私バカじゃなくってよ。」
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