夜  話  
「……その瞳は……」


星見の瞳の色を見てゲンは驚き、絶句した。


確か、この国の人間は色素が薄く、瞳の色も淡い色が多かった筈だった。


そんなに濃い色をした瞳は、この国に産まれる筈のないであろう色。


そんな事を思いながら、ゲンはまた少し星見に近づいた。


「寄るなっ!」


途端に星見の口から制止の言葉が発せられ、ゲンは宙に浮かんだまま停止した。


「それ以上私に近寄るな。」


その言葉の中に僅かながら怯えに似た響きを感じ取り、ゲンは訝しげに問いかけた。
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