夜  話  
だがそこで、星見はその神秘的な色の瞳を閉じ、言葉を紡ぐのを止めた。


「………どうかしたのか?」


その腕の中に抱いた星見の言葉を促すように、ゲンは優しく囁いた。


「その星を見る事も。朝が来てしまえばもう………」


そう言って絶句し、細かにその身を震わせる星見の身体を強く抱きしめて。





ゲンは星見に口付けた。
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