BLACK 〜それでも君に出会った〜

ステイタス

そこには、
着崩した制服に、
トランクスが半分見えるほど
酷い腰パンの
背が高い男が立っていた‥。

『ごめんなさい。
ちょっとあの‥
学校の先生から逃げてて‥。』

沈黙を破って、
茉莉がいかにも申し訳なさそうな
顔を作って謝った。

すると‥
彼の後ろから、
同じように制服を着崩した男が三人現れた。

『どうしたんだよ?真。』

その中の一人が聞いた。

『こいつらが俺ん家の車の影に隠れてた。』

真と呼ばれた男はぶっきらぼうに言った。

『ぶはっ、マジで!?
面白いじゃん。
‥ていうか‥
あんた達、S校の制服じゃん!!
そんな事してていいの?』

『良くないから
隠れてるに決まってるでしょ。』

遥香が冷めて言い放った。

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