嘘×恋


「じゃ……いってきます」

先生は,いつも
あたしより先に出ていく。一緒に出るとこ見られちゃ困るしね。


「いってらっしゃい」


玄関で見送りして
あたしも制服に着替えた。

だめだ…
なんか怖い………


「…せんせ…」


ぽつんと呟いた声が
広いリビングに響いた。













< 132 / 167 >

この作品をシェア

pagetop