幼馴染みが担任になったら【番外編】
ドタドタドタ―――
けたたましい音と共に、階段を上がってきた耀太。
「大丈夫かっ!!」
すぐさま無様に転ぶあたしの体を起してくれた。
「……う、うん…」
って!!
手紙!手紙!
あんなの耀太に見せらんないっっ!!!
再びしゃがんでアワアワしてるあたしを、
「なに、やってんだ?」
耀太が不審がってるけど、そんなのどうでもいいしっ!
とにかくアレを見つかる前に処分しなきゃっ!
あたしと一緒に廊下へと飛び出したはずの紙切れを探すも、なかなか見つからない。
「…ん?」
四つん這いで廊下を歩き回るあたしの後ろで、耀太がしゃがんだ気配がした。
そしてあっと思う間もなく、ソレは耀太の顔の高さまで再び上がっていく。
「見ちゃダメっ!!!」
「……っ…!?」
口を手で覆った耀太が、絶句する様子を見ながら、あたしはがっくりと肩を落とした。
さ、最悪だ〜〜〜〜
手紙にはひと言、
“孫はまだいらないわよ(ハート) 2人の母より”
そう書かれてあったのだから。
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