幼馴染みが担任になったら【番外編】
2人並んでベッドに座った。
静かな室内に、スプリングが軋む音がやけに響く。
「楓……」
繋いでいる手に、ぎゅっと力が篭って、ドキンッと心臓が跳ねた。
いよいよなんだ……
そっと目を合わすと、ちょっとトロンとした目つきの耀太がニコッと微笑んでくれた。
「……もしかして、酔っ払ってる?」
「え…ああ、うん。ちょっと飲み過ぎたかも……」
「ビール、6缶だっけ?」
「ここではな。実を言うと、家でも飲んできた……」
苦笑する耀太。
だからか……
来た時からちょっと様子が違ったのは。
「飲み過ぎぃ……」
あたしがほっぺをプニッと引っ張ると、口を尖らせた耀太もあたしの頬をプニッと引っ張った。
「しょうがねぇだろぉ…
緊張してたんだから……」
「ずるい、耀太。あたしも緊張してるのに……」
大人はお酒でごまかせるけど、あたしには紛らわすモノがなんにもないんだぞぉ……
「じゃあ、飲んでみる?」
「……えっ…」
「間接飲酒〜〜」
そう言うなり、すかさず耀太の唇があたしの唇を塞ぐ。
………あ……
たしかにちょっと大人の味……
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