幼馴染みが担任になったら【番外編】





−−−-………






ああ… 今思い出しても腹が立つ……





もちろんこの話は、3人をしばらく立ち直らせられないほど抱腹絶倒させた。






『ウ、ウケる… アンタ達って面白過ぎ……』




ヒーヒー言ってた志保がやっと言葉らしい言葉を口にしたのを皮切りに、






『オ、オムツ… 幼馴染みってイイなって思ってたけど、さすがに同情するよ……ぶはははっ…』



『楓ちゃんの彼氏って……とっても記憶力のある人なのね……』






美奈と花音ちゃんからも慰めの言葉?を送られた。






そりゃそうだよね……?






笑いたくもなるよね……?





彼氏にオムツ姿、しかも替えられてるのを見られた経験がある人なんて、そうそう居ないもんね……?






散々笑ってくれた3人だけど、最後は口を揃えたように言った。






『頑張れ!』って。






何をどう頑張るだ?って話だけども。






きっと耀太も、あたしの緊張をほぐすために、言った言葉なんだと思うだよね。





上に居る耀太を力いっぱい突き飛ばして、むくれて布団を被ったあたしの横で、何度も何度も謝ってたし。





『傷付けるつもりじゃなかったんだ……
悪い、悪ノリし過ぎた……』





それはあたしが眠りにつくまで続いた。






朝起きたら、耀太は1階のリビングのソファーで丸くなって寝てたっけ。






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