そして秘密の〜番外編〜
俺がそんな事を考えていると。



「よし、行くか」

沖野先生の声がして、2人の会話が聞こえなくなった。



やっと動くようになった体をなんとか動かし、柱の影から顔を出すと、2人の後ろ姿が見えた。

美雪が何かを話し、沖野先生が少しかがむように顔を傾け、聞き耳を立てていた。



その仕草、その雰囲気は……誰がどう見ても『恋人同士』。

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