そして秘密の〜番外編〜
「もぅ、だから『ニヤニヤ』って言い方は止めてって言ったでしょ」

美雪がそう言った後、バタバタと慌てて帰る準備をする。



なぁ、美雪。

今は我慢させる事ばかりだけど、いつか2人でみんなの前に立てる時が来たら……おまえの我侭をたくさん聞いてあげるからな。

そうなったら、俺ってきっと……美雪に甘々で、回りに呆れられそう。



そんな未来予想図が、頭に浮かぶ。



だけど、今は……。



今は限られた時間しか2人で居られないけど……その時間だけでも、俺達なりに楽しもうな?


< 302 / 502 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop