そして秘密の〜番外編〜
「涼……私が気にすると思って、言わなかったんでしょ?」



美雪が気にする……って言ったら、僚二の事だよな?

『美雪には「僚二」って忘れられない人がいる』、そう俺に言った……そんな話を美雪は聞いたんだな、きっと。



「でも……涼、傷付いたよね? ごめんなさい、私」



違うんだ、美雪。

おまえが謝る事じゃない。



「そうじゃない」



俺は美雪の頭の上から、タオルを取った。

美雪が心配そうな顔をして、俺を見た。



……俺、何やってんだろう……。

『守る』どころか、こんな心配そうな顔させて……。

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