そして秘密の〜番外編〜
「おはようございます、隆志先輩」

「真佐志は?」

「あっ、なんか朝風呂入ってるみたいなんだけど……」

「そっか。じゃあ、ちょっと待たせてもらおうかな?」

「どうぞ」

美雪がそう言って玄関のスリッパを出してくれた。



「今日もお兄ちゃんとお出掛け? 最近多いよね?」

リビングへ2人で向かいながら、美雪が訊いてきた。

「進路の関係で、いろいろな」

俺がそう答えたところで、リビングへ着く。

< 65 / 502 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop