俺様VSド田舎娘
奴との出合い
体育館を出てキレイな廊下を少しあるくと、私達がこれから過ごす事になる教室を見つけた。
「あ。ここじゃない?」
くーちゃんが指さすところを見ると、そこには「1年C組」と書かれているプレートが入っている教室があった。
「ここだね!」
「よし。入るよ?」
ガラガラ…
くーちゃんが教室のドアを開けると、少し騒がしかったクラスがシン…と静まり返った。
なんだろ?
私は首を傾げた。
「ちょっと沙菜ー?座席表見ないの?」
気がつくと、くーちゃんは既に教室に入って黒板に貼られている座席表をみていた。
「あ、今行く!!」
私は慌てて教室に入る。
教室に入ると、手前の子達が話している会話が聞こえた。
「ね、あの子だよね?新入生代表」
「そうそう。入試で満点取ったんでしょ?すごいよね」
「しかもあの容姿。モデルみたい!」
「だよね!なんか、ファンになりそう」笑
そういう事ですか…汗。
私はこの会話を聞いた瞬間、クラスが静まり返った理由を理解した。
みんなくーちゃんが可愛い過ぎてビックリしてたのね…汗