俺様VSド田舎娘
それから私たちは支度を整え、朝食を食べてから学校へと向かった。
青い空
白い雲
涼しい風
なんとまあ、気持ちの良い天気だった。
…昨日の事が嘘だったらいいのに。
最高の天気の下、そんな事を思っているのはもちろん私で。
嘘ならいいのに
夢ならいいのに!!!!!
「あっ!!そうかっ」
「びっ!!くりしたあ…、急に大声あげないでよ、沙菜!!」
いきなり出した私の大声にかなり驚いたくーちゃん。
だけど私は、そんなくーちゃんにお構いなしに口を開く。
「夢だ!!!!!夢だったんだ!!!!」
「はあ?」