俺様VSド田舎娘
「沙菜?食べないの?」
席について数分。
くーちゃんは美味しそうにバクバク食べていた。
だけど、私はあまり食べる気がしながった。
「え…?えとね、た…べるよ?」
私は冷や汗をかきながら答えた。
くーちゃんはそんな私を見て溜め息をついた。
「ま、あんたの考えてる事なんて分かるけどね」
「え?」
くーちゃんは近くにあったティッシュで口をふきながら言った。
「どうせこんなに安いのに豪華な理由は不味いからだ。なんて考えてたんでしょ?」
「ゔ。」
当たってる…
バレてる…
「あのね、ここは確かに高いお店だよ?」
「え゙!!!」
私はくーちゃんの言葉に驚きを隠せなかった。
「なんかねー。女子学生は1200円でいいらしいよ?」
「なんで…?」
「なんかねー、社長が女子学生大好きらしいよ?」
まじかよ…笑
「でも、普通はいくらするの?」
「3万くらい?」
…
3万ーーー!?!?
高すぎでしょー!?!?!?
私、女子学生に生まれて良かった…
「ま、とにかく味には異常なし!分かった!?」
「はーい♪」
謎?も解け、なんだかスッキリした私はそれからどんどんと料理を胃の中へ流し込んでいった。
ちなみに。
味はホントに美味しかったです…笑