悪魔な笑みにご注意を。
『うおー、べっぴんさん。可愛いねー!名前はー??』
「名前……渡もえ。」
『もえちゃんかぁっ!!もえでいい?あたしのことも華子でいーからっ☆』
「……ん…いーよ。」
『よっし。それじゃ、とりあえず寮行こう?あたしもまだ行ってないからさっ!』
そう言うと、手を差し出してくれた。
こんな見ず知らずの奴にこんな優しくしてくれるなんて、なんていい人なんだろう…
と、感動しながら差し出された手を握って起き上がる。
『…あのさ、もし良ければあたしと同じ部屋になってくれない??』
…不安そうにこっちを見つめてくる華子を改めて見たら、髪が腰まであって、めちゃくちゃ可愛い!!!ずば抜けてる!!!まではいかないけど、普通な可愛い子だった。
…………ってゆうか部屋って好きな人となれるんだ。
こんないい子と同室になれるならなりたい、と思い、こくこく頷く。
『良かったあー』