追憶 ―箱庭の境界―


其の少年にとって、


代わり映えの無い毎日は、

体は酷く忙しないが、
心はいつも退屈で、

心が何かを求める度に、足を向ける場所が在った。



『あぁ、あの花を見に行こう』



何を求め、
其の地に行くのか、

我には解らない。



我には、
心など無駄な物なのだから。



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