LOVEファイト!
青い顔で頷く2人を、冬丘さんが後ろから頭を撫でた。

「まっ、この2人のことはオレに任せてくれ。陽菜子お嬢様はこのまま社長と帰った方が良い」

「分かったわ。それじゃ、正義くん。落ちついたら、連絡してね?」

「もちろん! ちょっと時間がかかると思うけど、必ず連絡するから!」

「うん、待ってる」

手を握って、すぐに放した。

…さすがにこんなに多くの人の前で、キスするワケにはいかないから。

「じゃあね!」

「うん、また!」
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