LOVEファイト!
「おい、白虎。素人には手を出さないのが、鉄の掟だろうがよ。何勝手に破ってやがんだ?」

青城先輩の体から、静かで重い殺気が滲み出てきた。

「しかも四獣神同士の争いに巻き込むなんて…! 四獣神の1人としての誇りを無くしたの?」

朱李ちゃんも険しい表情で、殺気を出してくる。

コレは…!

四獣神の1人だというのも、素直に頷ける。

でも正義くんも、彼等と同じ立場だ。

彼等と同じように、闘志に溢れた人なんだ。

…別に隠されていたことに、ショックは受けない。

お互いに詮索しないというのは、わたしから出した条件だった。

ただそれが…わたしが秘密にしていたことと、深くつながっていた事が、何とも言えないというか…。
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