Salvation 〜救い〜
ねぇ トシキ

それなに?

なにするつもりなの?



「・・・・・・」



トシキは何も答えずに

粉を水に溶かして

注射器で

吸い上げていく



右の腕の

ひじの内側を

二本指で

少したたいて

血管を

浮き立たせた



注射器の中の液体が

トシキの

右腕に

消えていく



数秒で

トシキの目つきが

明らかに変わった




「うーん・・・ ふう」



ベッドに身を投げ出すトシキ



どうしよう



寝ちゃうのかな

って思ったら

トシキが

ミカを呼んだ



「ミカ・・・」



んっ?なあに?



ベッドの横にいくと

トシキが

自分で

トランクスを下ろした



「して・・・くれないか?」



トシキのおちんちんは

今まで見たことないくらい

かたそうになって

天井を向いていた
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