君の本当のsmile
 
「ヨシ、大丈夫か??」


タカの声が聞こえた。低くよく通る声が


今の俺の状況を教えてくれた。



「俺‥またうなされてた?」


「うん。何回呼んでも起きないから

ほっといたけどね。またいつもの??」



いつも夢にはっきり出てくる

今から12年前の記憶。


母さんの顔はぼやけてるけどね




「まあ‥な」


「そか」



タカはこの事を繊細には

覚えてないらしい。


まあ4歳の頃やし仕方ないか



俺たちは小さいときから

親に愛されたことがない。


だから人を愛することができない。


タカも俺も冷酷人間なんだ

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