甘めな年上彼氏



「あっ、えっと…」

あたしが言う前に
海凪さんは
慌てたように聞いてくる。


「あ!!もしかして
今日会う予定だった??

だったら私、帰るけど…」



「いや、違うんです!!
あたしが勝手に
ご飯作りに来ただけで…」


「そういえば
カレーの匂いするわね。」

と海凪さんは
鍋の中を覗いた。


「よかったら海凪さんも
食べてください。」


あたしがそう言った途端
海凪さんはすぐに
こっちに振り向いた。


「本当!?
私も食べていいの!?」









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