甘めな年上彼氏



そして数十分後
向井さんはいつもと同じ
少し遅めに現れた。


「おはようございます。」

「おはようございます。」


今日は
いつもより微笑んでくれた。

……………気がする。


今までうるさかった
あかり達が
一気に静かになった。

何かコソコソ話している。


するとあたしの視線に
気づいた美結が手を振る。

あたしは舌を出す。


「怜奈のバカ!!」


幸いお客さんいないから
いいけどあたし
バイト中なんですけど…


「友達??」


向井さんが
あたしに話しかけてきた。










< 27 / 318 >

この作品をシェア

pagetop