甘めな年上彼氏




あたしは
右手の指輪を眺めて
問い掛ける。

そしてゆっくりと
唇で触れた。


ガタンゴトンー

って揺れる電車の中。


昼間だし…

人が少ないから
あたしのしてるその行為に
近くの人の
視線を集めていた。


少し
恥ずかしかったかな…??



でもあんま気にせず
移る景色を眺めだした。






なんで昼間っから
電車に乗ってるかって??

それは
久しぶりにお父さんに
会いにいくため。



ってか…………

“どうせ暇だろ??
仕事場の掃除してくれ。”

ってお父さんが電話で
言ってきたのだ。









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