甘めな年上彼氏



「俺も…会いたかった。」

その瞬間
強くきつく
抱き締められた。


「向井さ…んっ。」

「怜奈。」


お互いに名前を
呼び合って笑い合う。


「やっと会えた。」

少し擦れた
向井さんの声。


「やっと捕まえた。」

あたしはただ頷く。


「もう離さないから。」

その向井さんの声が
耳元で響く。



「あたしも…
離れたくない。」


1つになっちゃう
んじゃないかってくらい
強く抱き締められた。










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