甘めな年上彼氏



「へー
…初めて知った。」


「向井さんって
料理しないんですか??」


しなそうだけど……

だって向井さん家の
台所使ってる
雰囲気じゃなかったもん。


「しない。
誰かと外食か
コンビニ弁当だし。」


すごい偏った生活じゃん!!


「栄養ないですよ!!」

「大丈夫。
サラダも食べてるから。」

「そういう
問題じゃないですって。」


向井さんは
ただ微笑んだだけだった。

なにを思ってるんだろう…??


あたしは言葉を飲み込んで
キャベツをかごに入れた。







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