倉庫の王様
先生を好きになったのは1年生の夏休み明け。



目立つグループに所属してるあたしの髪を他の先生が違反だと言った。



それを庇ってくれたのが大好きな先生。



『キレイな色じゃないスか。地毛なんて羨ましい。俺なんか染めて金髪に近いっスよ?』



そう言ってあたしを庇ったおかげで逆に先生が説教される羽目になってた。



モデルさんみたいに高い身長と、整った顔のせいでモテてる。



それまでは気にも止めてなかった先生が、その日からあたしの好きな人に変わった。



せっかく時間をかけてセットしたストレートの髪を今日は触ってもらえなかったショック…。



でもまだ今日は始まったばっかり!!



「おはよ~!!」

「おはよ。今日も遅刻ギリだねサチ」

「眠いんだもん」



友達にも内緒の朝の時間。



これからも誰にも言うつもりはない。



「席に着け~。出席取るぞ~」

「宮さん声違くね?」

「やっぱり?昨日キャバクラで騒ぎ過ぎたからだ~…」



先生は言うことほとんどセクハラ教師です。



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