倉庫の王様
質問攻めにされるだけされてから帰ったガレージ。



後は風呂に入ったら寝るだけ。



今日はサチに電話しなくていいや。



高橋も諦めてくれたみたいだし。



年頃のヤローにはキスマーク効果絶大だったな。



ふっ…ガキめ…。



布団に入ってうとうとした時に鳴った携帯。



ぼやける視界で誰だか確認せずに出た。



「ふぁい…」

「あたしぃ~」

「あ?誰?」

「モ・ト・カ・ノ忘れたの?」



はぁ!?



最悪な電話に出てしまった…。



「チユか?」

「ピンポ~ン!!泊めて?」

「嫁と子供がいるからムリ」

「ウソばっかり。もう家の前だから開けて~」

「ムリだって言ってんだろ。もうお前とは関係ない…」

「お金ないのぉ~!!寒くて死んじゃう~!!」



ウザッ…。



いまさらなにがしてぇんだよ…。



俺とサチの関係にヒビ入れるようなことは絶対したくない。



「んじゃ、凍死決定だな」

「宿泊費は体で払うよ~」



マジ…ナイから!!



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