倉庫の王様
一杯のお茶を飲んでからアユミが帰った。



この借りはいつか必ず!!



で、俺はチユの痕跡削除作業。



掃除とか洗濯とか。



サチが来て気分悪くならないように大掃除した。



忘れ物がひとつ…。



洗濯機の中に入ってる下着…。



どうすりゃいいんだよ…。



まぁ…処分決定。



チユが堂々と寝やがった布団…。



ここにサチを寝せるのかと思うと寒気がする。



アイツはそんなことで汚したくない。



サチにはキレイなままでいてもらいたいから。



とにかくシーツとか布団カバーを新しくしよう。



ごめん、サチ。



なにもしてねぇけど申し訳ない気持ちでいっぱい…。



「よぉ、なに…してんだ!?」

「真央さん、ちょうどいいからインテリアショップ行くか」

「は!?」

「大掃除ついでにクッションとか枕とか変えたくなった」

「別にいいけど…」



なんだか俺までキレイになれた気がした。



サチが俺の悪い部分、全部消してくれたのかも。



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