倉庫の王様
それからサチとはずっとくっついてた。



昼メシ一緒に作ったり、少しだけ昼寝したり。



でももうお別れの時間…。



「じゃあ俺行くから」

「待って~…」

「なにその顔…行くなって?」

「違うぅぅぅ~…」



あっ、そうですか。



そんなモジモジすんなよ~…。



めっちゃカワイイから。



「お前って恥ずかしがり屋のくせに積極的」

「だって当分会えないかもしれないしっ!!」

「そうだな~。俺旅行行くし~、実家帰るし~、たまに学校だし」

「だから…先生溜めとく…」



見上げられておねだりされたらもうムリでしょ。



少しだけするはずだったキスはいつの間にか本能のままに…。



「先生っ…首は…」

「浮気すんなよ?」

「うん…」

「また電話する」

「バイバイ」

「またな」



名残惜しい~!!



なんでこんな気持ちになんの!?



俺ちょっとヤバくね?



アイツ生徒じゃんよぉ~…。



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