Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
ギクッとするとこじゃないはずなのに。
心臓が凍ったみたいになった。
バッグから携帯を出そうともしない私。
鳴りやむ気配のない着信音。
天馬さんは、訝しげに私を見たあと、優しく微笑んで言った。
「店内は電波悪いから、入口に行って話した方がいいよ」
あー……これは。気を使ってくれたな。
なんだか無性に、なさけない気持ちがこみ上げてくる。
私は「すみません」とつぶやいて、天馬さんから離れた。
スーパーの入り口の、カートが並んだあたり。
店内に背を向けて外の景色を見ながら、電話に出た。