Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
しばらくして戻ってきた天馬さんが、さりげない動作で、私のそばに何か置いた。
チラッと確認すると、小さいペットボトルのお水。
「あー……ありがとうございます」
お礼を言った私に、軽く首を振って微笑む天馬さん。
くそー。
爽やかに笑いやがって。
優しいよなー。
でもこの人の優しさは、時々、人を悲しくさせる類のものだよなー。
って、何を因縁つけてんだろ、私。
酔っ払いの思考?
うー、わかんない。
ていうか、目が回るー……。
「あ、沙耶ちゃん寝ちゃった」