Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
昨日までは、ただのお客さんのひとりだったのに。
たった一日でこんなに惹かれることがあるなんて、思ってなかった。
でももしかしたら、私は前から天馬さんが気になってたのかもしれない。
颯太が『ムダな努力』だと言ったコーヒーを、天馬さんは『美味しい』って言ってくれた。
些細な味の変化に、天馬さんだけが気づいてくれた。
あのとき私は、本当に嬉しかったんだ。
……もう、帰ろう。
そばにいちゃ、いけなかった。
これ以上惹かれる前に、頭を冷まさなきゃ。
そっと体を起こそうとすると、隣で寝ていた人が、その気配に気づいたらしい。
「……沙耶さん?」
えっ!?
隣、天馬さんだったの!?