Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


……イベントの夜。


タケルと別れ、駅に立ち尽くしていたあたしに

優しく声をかけてくれたのが、ダイスケさんだった。


もう遅い時間だったのに、あたしが泣きやむのを待ってくれて。

ムリになぐさめるわけでもなく、ただ話を聞いてくれて。


ダイスケさんに失恋話を聞いてもらうなんて、不思議な感じだったけど

タケルのことをよく知らない人だからこそ、素直に打ち明けられた部分もあったのかもしれない。



……タケル。

あれから3週間近くたったけど、どうしてるんだろう。


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