Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
タケルが帰ったあと、プレゼントをはるかの枕元に置いて、自分の部屋に入った。
ベッドの上に置きっぱなしにしてた携帯が、チカチカ点滅してる。
「あ……」
不在着信のマーク。
着信履歴を見ると、そこに表示されてた名前は……。
「……ダイスケ」
何の用? 普段めったに電話なんかしてこないのに。
何だってこんな、イブの夜に。
トクトクトク……と、心臓がさっきまでと違うリズムで動きだす。
私はベッドに腰をおろして、発信ボタンを押した。