子供なんだもん
はぁぁぁぁ・・・
それから一日は超高速で過ぎていく
気づけば佐野とはなにもないまま三学期が終わろうとしていた。
「真央!」
「どしたのぉ?」
「どしたのじゃないでしょ!佐野のことどうすんの?」
「どうすんのって言われても」
「悩むぐらいなら佐野のこと諦めたら?」
「・・・え?」
「だって、そうじゃん。何もしなかったら何も変わらないよ?」
実亜の言う通り
私はいつも逃げてばっかり
何もせずに・・・
「わかってるよ・・・。」