王様のナイショ話
こんなことになるくらいなら
※こんなことになるくらいなら
 どうして 僕達 ちゃんと
 恋を しなかったんだろう 


昨日 届いた エア・メール
知らない 国の 文字
写真裏の メッセージ なくても
卒業して 初めての 同窓会
君を 見つける 自信あった

クラスメートの ひやかしが 恐くて
意地を 張った 恋だった

                    
粋な女(ヒト)だよ
白い翼に 乗ったまま
海に 潜る なんてね
手紙 ひとつが 思い出の
形見 なんてひどすぎる


昨日 届いた エア・メール
黒縁の 葉書と 一緒に
僕らを ひやかした クラスメート
思いがけなく 泣いてた 同窓会
「彼女を 好きだった」と 打ち明けた

少しばかり 気が 強くて
けれど 可愛い 君だった

粋な女(ヒト)だよ
白い翼を 持ったまま
天に 昇る なんてね
手紙 ひとつが 長い恋の
形見 なんて ひどすぎる


一方通行 不完全燃焼
好きだとも 言ってない
たとえ「いまさら」と 振られても
終止符は 打てる はずだった
ケンカしても 別れても恋は 終われたのに
中途半端な この想いは
いつまでも 終われない



※こんなことになるくらいなら
 どうして 僕達 ちゃんと
 恋を しなかったんだろう 


戻ってきてよ
恋がしたいよ…

fin
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