彼がくれたもの

―告白―


「もう真っ暗ですねぇ」

「よしっ、もういいぜ!外見てみろよ!」

私は、窓のほうに行って、外を見た。

「わぁ!すっごいキレイな夜景」

「違う!向こうにあるビル、見てみな」

私は、カイの指した方を見た。

そこには、ビルの明かりが
ハートマークになっていた。

「すごい!これって毎日やってるんですか?」

「いや、一ヶ月に一回!」

「へぇ~!ありがとうございます!
 こんなキレイなもの見せてもらって、とても
 うれしいです!」

「そっか、よかった^^」


私は、しばらくその光景に見とれていた。


すると、突然後ろからカイに
抱きつかれた。



「え・・・!?
 ど、どうしたんですか?」



「あのさ、俺・・・
 ユナの事、好きなんだけど。
 付き合ってくれる?」
< 22 / 26 >

この作品をシェア

pagetop