G i f t ~ギフト~

第3幕 いよいよ出番ですっ!

『ヤベ・・・緊張してきた・・・。やっぱり』


「無理だからね!帰れないよ!覚悟決めろっていい加減に」


う”・・・。恥ずかしいよぉ・・・。


さっきよりも野次馬増えてない?


しかも・・・聖香と美波なんて一般観衆の人と写真撮ってたりしてのん気だし。


ぽふっ



「吹雪!がんばってねぇ!」


彼が私の頭をくしゃって撫でてくれた。


『ってか・・・何その格好?』


「ん?俺次でしょ?衣装だけど?似合わない??」


『いえ。似合わないとかじゃなくて・・・』


誰をイメージすればいいんですか?


何をやるか知らされてない私には誰かと結びつけるのが難しくて・・・。


あ。でもかっこ良かったよ?


いつもと感じが違くて驚いたって感じ。


エンジニアブーツ履いてて白いズボンに黒いシャツに白いベスト?長いやつね。


それにベージュのストール?みたいなの首に巻いてた。


髪の毛もくせ毛を上手くアレンジして・・・そう。


あの人気ジャニ○ズのあのグループ。


に、感じが似てるなって思っただけ。


「吹雪の気持ちちゃんと聞いてるからね!」


・・・私の気持ち?いや。アンタが言わせたいだけだろ!


あ。彼に名前呼ぶ事話してないけど・・・いいっかぁ!


散々サプライズされたお返しに覚悟決めていっちょやったるかぁ!!
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