G i f t ~ギフト~
『美波・・・。アンタの彼氏なんだからちゃんと面倒見なさいよ!!ついでに春人も自分で連れてきたんだからしっかりしてよ!!』


「ごめん~吹雪。やす・・・先に部屋戻ってよ?吹雪は何時頃に来れるの?」


『ん・・・11時なるかならないかぐらい。起きてられる?』


美波はヤッシーの鼻に入ってた割り箸を取りながら「そっかぁ。頑張って起きてるよ。寝てたらごめんね?」と。


『あいよ~。じゃ、ちゃんと部屋戻ってよ?』と彼らに言って食事の部屋を後にしようとしたのだが・・・後ろを誰かに付けられてます・・・。


厨房に入ろうと扉を開けようとしたらグイツと腕を掴まれ誰かの胸の中に埋まってしまう私。

一瞬の出来事で何が何だか分からなくて、誰かは分かってたはずなのに一気にパニックっちゃって『はぁ?はぁ?』ってわけわからん事しか言葉が出てこないし・・・


「ぷ。何それ?おもし~!!」


後ろの人笑ってます?


私笑われてます?


後ろを振り返ると・・・やっぱり?


『・・・んんっ!!何してんのかなぁ?ってか誰かに見られたらどうすんのよ!』


咳払いをしながら彼に問いかける。


あくまで私は仕事中なんですよ!!


「だってさぁ~~。お預けばっかなんだもん・・・」


お預け??何じゃソレ・・・


『こっちは仕事してんの。邪魔しに来たのはアンタでしょ?』


「だってさ~・・・」とブツブツ言ってる彼。


いいから、私の体に巻きついてるアンタの腕を放してくれませんか?


調理場の入り口でこんな事して・・・いつ誰がこの扉開けるか分からんでしょ?


ガラッ!


あ・・・
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