G i f t ~ギフト~
煙草の時間
1年前と同じで待ち合わせ場所には私のが早く着いた。
駅前の喫煙所。ココが待ち合わせ場所。
これも1年前と変わってない。
変わった所は・・・私が煙草を吸ってないって事。
勢いで『煙草買って吸おうかな?』なんて思ったけどやめた。
壁に寄りかかり駅前を歩く人々を見つめる。
スーツを着てる人。学生服を着てる若者。お洒落な女の人。彼に似てる男の人・・・。
(って、彼だし・・・)
1年前と同じで走って喫煙所に来る彼。
私は少し俯き彼の行動に笑った。
彼は息を整えながらダウンのポケットに手を入れて煙草を取る。
1本取り出し火を点け周りをキョロキョロする彼。
煙草をしまい、もう片方の手でポケットから携帯を取り出しディスプレイを睨んだ。
「あれ?」って小言で言う彼が可笑しくて息を殺して笑った。
彼は綺麗な青色のダウンジャケットに黒掛りのジーパンに裾を少し入れて黒のエンジニアブーツに身を包んでいた。
煙草の灰をしょっちゅう灰皿に捨て周りを見渡す彼。
(またしても・・・気付かない?)
1年前を想像して笑いが止まらない私。
彼は握り締めてた携帯を耳に当てた。
その瞬間私の携帯が着信を知らせる。
ゆっくり鞄から携帯を出し通話ボタン押す。
駅前の喫煙所。ココが待ち合わせ場所。
これも1年前と変わってない。
変わった所は・・・私が煙草を吸ってないって事。
勢いで『煙草買って吸おうかな?』なんて思ったけどやめた。
壁に寄りかかり駅前を歩く人々を見つめる。
スーツを着てる人。学生服を着てる若者。お洒落な女の人。彼に似てる男の人・・・。
(って、彼だし・・・)
1年前と同じで走って喫煙所に来る彼。
私は少し俯き彼の行動に笑った。
彼は息を整えながらダウンのポケットに手を入れて煙草を取る。
1本取り出し火を点け周りをキョロキョロする彼。
煙草をしまい、もう片方の手でポケットから携帯を取り出しディスプレイを睨んだ。
「あれ?」って小言で言う彼が可笑しくて息を殺して笑った。
彼は綺麗な青色のダウンジャケットに黒掛りのジーパンに裾を少し入れて黒のエンジニアブーツに身を包んでいた。
煙草の灰をしょっちゅう灰皿に捨て周りを見渡す彼。
(またしても・・・気付かない?)
1年前を想像して笑いが止まらない私。
彼は握り締めてた携帯を耳に当てた。
その瞬間私の携帯が着信を知らせる。
ゆっくり鞄から携帯を出し通話ボタン押す。