G i f t ~ギフト~
その後バイトしててもあの曲が頭の中をずっとリピートしてて・・・


たまに声に出して歌っちゃったりもしたみたい・・・


「吹雪ちゃん?ご機嫌??」


私の顔を覗きこんで聞いてきたのは同じくバイト仲間の由美。


『にゃは?なんで??』


「歌ってたよ?会いたかった~とか好きならば~とかなんとか?」


『げ!!!!まじ?はじいなぁ・・・』


頭を掻きながらテレ。


店内ではクリスマスソングがずっとかかりっぱなしで時折頭から曲を離そうとクリスマスソングに耳を傾けてみたり。


☆*:;;;;;;:*☆


『クリスマスかぁ・・・。由美はどんなクリスマスやるの?』


「んーーー。まだわかんなぁい。彼と会えるかも分かんないし」


『へ??アンタ・・・彼氏居たの??』


いや・・・居てもいいんだけどね。


由美は可愛いし、ちっちゃいし。女の子だし。


男ならほっとか無いって言うか・・・うん。まぁうん。


「言ってなかったけ?あ・・・言ってないなぁ。ごめんね?忘れてた」


ふんわり笑う由美が可愛くて私も笑顔になる。


『いいよいいよ。由美が幸せならさ!』


肉まんを補充する由美の顔が少し切ない感じだった。


上手くいってないのかぁ?


それ以上突っ込んで聞けないのが・・・いや。これも私の優しさ。うん優しさ!


何かあればきっと・・・相談してくれるよ。うん。そう・・・。


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