SunFlower―恋の花が咲くまでー
「あ、向日葵ちゃん間に合ったんだ!」
『あ、竜君おはよ~う!』
体育館に着くとりっちゃんの彼氏の龍君こと、佐伯龍之介君が待っていた。
「おはよう!俺達3人同じクラスみたいだよ」
『本当に!?やったぁ~』
「ほら!喜ぶのは後で良いから席座るよ!」
しっかり者のりっちゃんが促す。
「俺達3組みたいだから席向こうだな」
クラスごとに出席番号順に並ぶらしく、あたしは前の方に向かった。
『あ、ここだ…ってあれ?』
「え?あ~さっきの!」